デイリー・アップデート

2018年2月6日 (火)

[英国・EU] バルニエEU首席交渉官がロンドンを訪問しメイ首相らと協議。今週移行期間交渉が実施され、3月のEUサミットまでの合意を目指す。交渉の争点は、移行期間の長さや移行期間中にイギリスに入国したEU市民の権利。

[韓国] 文在寅政権が推進する労働時間の短縮、最低賃金引き上げ、通常賃金の拡大(賞与を通常賃金として認めるなど)、非正規雇用者の正規雇用などの労働大変革は、各方面との調整が今後も必要と見られる。

[インドネシア] 2月5日、2017年10-12月期の実質GDP成長率が前年同期比+5.2%と発表された。17年通年は前年比+5.1%で2013年以降最も高い数値となった。

[米国] 2月1日、国防総省が「核態勢見直し」(NPR)報告書を公表。イランのミサイル開発を牽制する一方、JCPOA(核合意)については、その存続や有効性を前提とした記載もみられる。

[エクアドル] 2月4日の国民投票で、モレノ大統領が推進していた大統領の再選を一度限りに制限する憲法修正提案が過半数支持を獲得。この結果、コレア前大統領の2021年大統領選出馬が困難に。

[欧州] ドラギECB総裁は為替のボラティリティ―の高まりをけん制する発言をしている。それに対して、米国株の急落後、日本では円高が進んでいる。

[石炭] 中国を襲った猛吹雪で石炭輸送が滞り、南部では春節前に電力不足の恐れが浮上。背景には鉄道輸送キャパシティ不足や石炭鉱山の北部・西部地域への集約化の影響がある。

[アゼルバイジャン] 2月5日、アリエフ大統領(56才)は今年10月に予定されていた大統領選を4月11日に前倒しで実施すると発表した。4回目の当選は濃厚で、長期政権は継続する見通し。任期は7年。

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