デイリー・アップデート

2018年2月27日 (火)

[中国/ブラジル] 中国・招商局港口社が、9億ドルでブラジル・パラナグア港の90%の経営権取得完了。中国・交建社は昨年9月、7億ドルでサントス港の51%の経営権を取得しており、中国企業のラ米進出が目立つ。

[米国] 公務員労組における、非組合員の労組への交渉費支払い義務問題の審理を米最高裁が再開。支払い義務がなくなれば、米労働運動にとって打撃となり、労組を支持基盤とする民主党にも影響が及ぶ。

[アルゼンチン] 2017年の貿易赤字は84.7億ドルと過去最高を記録。2018年1月も9.9億ドルの赤字。2016年に黒字に転じた貿易収支が大幅に悪化し、財政赤字の問題と合わせ同国経済のリスク要因に。

[世界] 2月21日、トランスペアレンシー・インターナショナルは2017年版「汚職指数」を発表。クリーンな順で180カ国・地域中ニュージーランドが2年連続で首位、最下位は11年連続でソマリア。日本は20位で前年から横ばい。

[ECB] ドラギ総裁が欧州議会で、経済に想定以上のスラック(需給の緩み)がある可能性に言及したものの、物価の段階的な上昇が最終的に回復するとの見方を維持し、量的緩和縮小路線の継続を示唆した。

[鉄鋼] 中国最大の製鉄都市である河北省唐山市は、冬季スモッグ対策のための工場操業制限の解除後も、大気環境改善のため新たな生産規制を導入する計画。この報道を受け鋼材・鉄鉱石価格が上昇。

[ガス] イスラエルのエネルギー企業Delek Groupは、エジプトの民間企業Dolphinus向けに640億立方メートルの天然ガス供給契約(総額150億ドル)で合意。長らく政治的に対立していた両国にとって歴史的な契約。

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