デイリー・アップデート

2018年7月13日 (金)

[サウジアラビア] 著名なイスラム教指導者が、息子3人とともに逮捕された。彼は、サウジ王室の外交政策を批判する本を出版しており、かねてから王室の汚職や社会開放政策を批判してきた人物。

[中国] 汽車工業協会が発表した6月の新車販売台数は、前年同月比4.8%増の227万台と好調を維持した。韓国車が同111%増と好調だった一方、米国車は同22.9%減と不振だった。

[銅] インドネシア政府は世界2位の銅鉱山Grasbergを擁する米Freeportの現地子会社の株式の過半数を取得する交渉で暫定合意。Freeportの譲渡額38億5千万ドルは当初想定を下回った。同鉱山の長期的な安定生産が期待されるが、なお課題も残る。

[原油] IEAは6月月報にて、OPEC増産は市場安定化にとっては喜ばしいものの、増産国の生産余力が限界まで使われる可能性があり、将来的な供給障害へのバッファーが失われる懸念があるとした。

[農産品] 米農務省の需給報告では、トウモロコシの需要を堅調にみる一方、大豆については米中貿易戦争の影響がようやく数字に反映され、在庫が積み上がる見通しが示された。

[チェコ] 7月12日、チェコの下院はバビシュ新内閣の信任投票を行い、105対91の賛成多数で信任を可決した。バビシュ首相率いる中道右派政党ANOと社会民主党(CSSD)による少数政権が正式に発足した。

[イギリス] 北アイルランドでプロテスタント系住民による”オレンジ・パレード”前夜祭で暴動が発生し、ベルファスト空港は一時閉鎖。背景には、カトリック系住民との軋轢が。Brexitでアイルランドの国境問題が重要課題とされている。

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