デイリー・アップデート

2018年7月30日 (月)

[ジンバブエ] 7月30日、昨年発生した事実上のクーデター後初の大統領選の投開票が予定されている。ムナンガグワ現大統領とMDC(民主変革運動)のチャミサ党首(元弁護士)との一騎打ち。支持率はそれぞれ40%、37%と拮抗。

[イラク] 南部地域で連日続く民衆デモの原因となった電力サービス障害を理由に、電力相が解任された。またバスラの地方議会では、産油地帯である南部に富が渡らないことを理由に、南部自治区形成の話が持ち上がっている。

[天然ガス] 河北省が冬季暖房を石炭から天然ガス・電力に切り替える計画を発表したことで今冬のLNG需要が増えるとの思惑から、中国国内のLNGスポット価格が急伸。7月頭には3,700元($544)/トンだったが7月20日に4,500元/トンと前年同月比45%上昇。

[FDI] 2018年第1四半期の世界の直接投資は前年比44%減。米国ではトランプ減税の影響で海外から米国内への資金のレパトリ(本国還流)により対外直接投資が2005年以来のマイナス。

[米国] 2018年第2四半期のGDPは前期比年率+4.1%成長に。ただし、一時的な要因に押し上げられた側面がある上、貿易摩擦問題への懸念もあり、高成長が続くかは不透明だ。

[市況] 2018年第2四半期の米国GDPは高成長ながら、日銀の緩和見直し観測、米ハイテクセクターで相次ぐ悪材料、人民元安などを背景に市場には警戒感が強い。今週は日米英印伯墨の中銀会合のほか、Apple、テスラ決算等材料が多い。

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