デイリー・アップデート

2018年7月31日 (火)

[EV] テスラの第2四半期決算発表を前に情報が錯綜。「モデル3」の週5000台生産は達成したが、その持続性や人気自体への懸念も台頭。アナリストの評価も真っ二つに割れ、株価のボラティリティも急騰している。

[日本] 日本銀行の金融政策決定会合の結果発表を控えた7月30日、長期金利が上昇。日銀は今月3回目となる指値オペを実施。応札額は1.6兆円超となり、金融機関も政策変更に備えているとみられる。

[フランス] 2018年第2四半期のGDP成長率は前期比+0.2%で、第1四半期と同水準だが、2017年第3/第4四半期実績の+0.7%より停滞したままである。また、フランス中銀の第2四半期予測である+0.3%をも下回った。

[金属] 中国の鉄筋先物価格は5年半ぶりの高値、鉄鉱石価格も上昇基調だが、非鉄市場は依然として軟調で銅は月間5%超、亜鉛は10%超の下げ。チリでは世界最大の銅山でストが切迫するも、市場は反応薄。

[EU/英国] バルニエEU首席交渉官が金融サービスに関する英交渉方針に対して態度を軟化。英国は、EU・英国間の金融の”同等”ルールをEUが判断することを認める方針。しかし、EU側ルール変更の際に英国で混乱が生じる可能性も。

[サウジアラビア] サルマン国王はアッバス・パレスチナ大統領に対し、東エルサレムや難民帰還権を含まない中東和平案をサウジが認めることは無いと約束、イスラエル寄りと言われる米国の和平案をサウジが承認するのではというアラブ諸国の疑念を払拭した。

[米国] 7月30日、ポンペオ国務長官が、「自由で開かれたインド太平洋」を推進するためのトランプ政権の戦略について演説し、同地域のインフラ開発などを支援するため1億1300万ドルを拠出する計画を発表。

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