デイリー・アップデート

2018年4月24日 (火)

[メキシコ] 4月22日、大統領選に向けた5名の候補者による第1回公開討論会が開催され、治安対策や政治腐敗の問題などを議論。今次討論会によってもオブラドール候補の優位は揺るがずとの分析が多い。

[為替] 対ドル円レートが2月上旬以来の1ドル108円台後半に下落。米長期金利上昇や、一時的な為替を巡る政治リスクの後退が主因。しかし日本の大手製造業の想定為替レートよりはまだ円高水準であり、企業業績の重石になっている。

[英国] 3月の消費者物価指数上昇率は前年比+2.5%で、2月の+2.7%より鈍化したものの、イングランド銀行の2%インフレ目標と比べ高水準にとどまっている。そのため市場参加者は今年5月か8月か11月に政策金利の利上げを予測。

[アルミ] 米財務省は対露制裁の対象となるRusalから供給を受けている米企業の制裁対応期限を6月5日から10月23日まで延期し、非米国企業への二次制裁を発動しない等、緩和措置を発表。アルミ価格は急落。

[アルメニア] 4月23日、サルキシャン首相(63才)は辞任の意向を表明した。今月17日に首相に就任したばかりだが、大統領時代を含む10年以上の長期政権に反対するデモが首都エレバンで連日続いていた。

[米中] ZTE(中興通訊)が米国の制裁を受けた事件に関し、中国国有資産監督管理委の研究センターが、ZTEの対応は愚かで、目先の利かない不実な経営姿勢が国家のイメージまで傷付けたと痛烈に批判した。

[インドネシア] 3月、政府は補助金付き燃料価格を19年初めまで維持すると発表。補助金の増額が財政とインフラ支出に与える影響が懸念されている。

[サウジ] 4月21日夜、首都リヤドの王宮周辺に飛来した不審なドローンを治安当局が撃ち落した。夜間に王宮周辺で銃声が数分間鳴り響いたため、何が起こったのかとSNSなどで話題になったが、負傷者もなく国王も不在だったとのこと。

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