デイリー・アップデート

2018年4月26日 (木)

[シンガポール] 4月24日、リー・シェンロン首相が5月1日に内閣改造を実施すると発表。チャン・チュンシン氏の貿易産業相就任など要職を若い世代が占め、2021年初めまでの選挙後の指導者交代を見据えた人事とみられる。

[イラン] 訪米中のマクロン仏大統領は、イランの核問題・ミサイル開発・地域不安定化懸念などを含有する大きな合意の形成を図ると発言したが、そのような合意にイランが署名する確率は相当低いとみられる。

[ラオス] 4月4日、ラオス政府・計画投資省と中国・雲南建投集団が出資する企業が、ビエンチャン・バンビエン高速道路建設に関するコンセッション契約を締結。4年で完成の見込み。

[日本] 経団連によると、2018年の賃上げ率は2.54%と、5年連続で2%超となる見込み。景気回復や人手不足を背景に賃上げ気運が維持されており、今後自律的な成長に結びつくか注目される。

[ベネズエラ] 先週、米Chevron社員2名が国家反逆罪で逮捕された。市場価格よりも2倍以上高い価格での同国国営企業による部品購入契約への署名を拒否したことが理由とされる。外資との関係悪化で同国の原油生産量はさらに減少するリスクが増加。

[ロシア] マッキンゼー報告書は、今年6月に開幕するサッカーW杯ロシア大会の経済効果が2013年から18年までにGDP比1%、約133億ドルに達すると発表した。要因に観光客の増加と大規模建設への投資を挙げた。

[英国] 米トランプ大統領が今年7月に訪英予定との報道。国賓ではなく公式訪問の取り扱い。Brexit後の通商協定の軸に米国との2国間防衛協定に弾みをつけたいとの思惑が。

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