デイリー・アップデート

2018年4月27日 (金)

[フィリピン] 2月にクウェートで起きたフィリピン人女性の出稼ぎ労働者が虐待により死亡した事件で、両国の関係が悪化。それを受け、フィリピン航空は5月15日からクウェート便を運休する。

[欧州] ECBは理事会を開催、金融政策は変更なし。経済の減速は一時的との見方で、貿易摩擦による企業マインド悪化に懸念を示した。金融政策は議論しなかったと発表されたが、各国間の意見の相違もあるようだ。

[ウクライナ] チェルノブイリ原発事故が起きてから、4月26日で32年となり、犠牲者を追悼する式典が開かれた。一方、ウクライナ企業が現在、現地でドイツ企業との協力で太陽光発電所の建設を進めようとしている。

[EU] 4月27日、メルケル独首相がワシントンでトランプ米大統領と会談予定。米国がEU企業に対して5月1日まで免除している鉄鋼・アルミニウム輸入関税の、恒久的免除をトランプ大統領に要請する見込み。

[米中] 米司法省は、対イラン制裁に違反した容疑で中国最大の通信機器メーカー華為技術(Huawei)の調査を開始。仮にクロと判定され、米国の資材が調達不能になると、同社への部品納入業者にとっても死活問題になる。

[シリア] トランプ米大統領は、アラブ諸国がシリア復興資金や現地駐留部隊を出すべきだと主張しているが、イエメン紛争やシナイ半島でのテロ対策など同地域には他にも問題が多く、アラブ諸国には資金も兵力も余裕はない。

[アルゼンチン] 野党が一連の公共料金値上げを制限するための法案提出を検討中。国会で可決されれば、大統領は拒否権発動の構えを見せている。マクリ大統領は、TVインタビューに答え、すでに2年前の公聴会で決まった話だ、と発言した。

[米国] 4月26日、上院による承認を経てポンペオ国務長官が就任。ポンペオ長官は同日より30日にかけ、ブリュッセルで開催されるNATO外相理事会に出席するとともに、サウジアラビア・イスラエル・ヨルダンを歴訪する。

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