デイリー・アップデート

2018年4月16日 (月)

[米国] 4月13~14日にペルーで開催された米州首脳会議にトランプ大統領の代理としてペンス副大統領が出席。演説では主にシリア攻撃やベネズエラ情勢に言及。NAFTA再交渉では数週間以内に合意の公算とも発言した。

[インド] 4月13日に商工省が発表した2017年度(4月~翌3月)の貿易収支(速報値)は、1,568.3億ドルの赤字だった。赤字額は前年度の1,085億米ドルから45%拡大。原油の国際価格の上昇が輸入額拡大に影響した。

[中国] 3月の商品輸入は春節があった前月から総じて増加。第1四半期は原油輸入以上に石油製品輸出が増えており、国内需要低調を示唆。アルミ輸出は高水準だが米国の対ロ制裁で更に増加の可能性。

[IEA] 4月月報にて、OPECと非加盟国の協調減産が実を結び、早ければ5月にもOECD石油在庫は過去5年平均まで減少するとの見方を示した。

[金] イスラム圏において金などの現物資産を裏付けとした仮想通貨発行の動き。イスラム法の教義上も認められる可能性はあるものの、規模はまだ小さい。

[イタリア] 第2回連立交渉が失敗。原因は、ベルルスコーニ排除を主張する反エスタブリッシュメント(既成勢力)政党「5つ星運動」と、それに反対するユーロ懐疑派政党「同盟」の衝突。

[キルギス/中国] 4月11日、キルギス南西部ジャララバードで、中国資本の金鉱石加工工場が同工場による環境汚染に抗議する約一千名の地元住民による器物損壊・放火などの被害に遭った。住民の反中感情も一因か。

[シリア] 4月14日、米英仏はシリアの化学兵器関連施設3か所を空爆したものの、シリア情勢に大きな変化はなく、翌15日にはアサド政権軍による反体制派地域への空爆が続いた。

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