デイリー・アップデート

2018年4月20日 (金)

[米/中] 中興通訊(ZTE)への米国製品販売を7年間禁止する米商務省の措置に関連し、中国メディアは、中国は高度な集積回路の開発・製造への投資を増やし、中核となる技術を自分で手に入れるべきだと報じた。

[イラク] まともな世論調査もない中、143もの政党が乱立するイラクの総選挙は予測が難しいが、アバディー首相率いる勝利連合と、マリキ前首相を支持するシーア派民兵中心の征服連合の動向、スンニ派国民の投票行動などが着目点。

[日/米] 2日間の首脳会議が終了。対北朝鮮政策の再確認、通商に関する新枠組み設置で合意。日本側は、232条輸入制限措置からの除外は勝ち取れなかったが、二国間FTA交渉開始を約することは避けた。

[キューバ] 4月19日、ディアスカネル新国家評議会議長が就任し、60年近くにわたりカストロ兄弟が独占してきた指導者の地位が革命後の世代に移った。経済停滞や悪化する対米関係など待ち受ける課題は多い。

[日本] 3月の消費者物価上昇率は前年同月比+1.1%と、前月より鈍化。物価の基調に大きな変化はないものの、サービス価格の上昇ペースが勢いを欠いており、デフレ脱却はまだ遠い。

[石炭] HSBCは、新規石炭火力発電案件融資を全ての国向けに停止、先進国向け既存融資も1年内に撤退すると発表。例外はインドネシア・バングラデシュ・ベトナムで、持続可能な開発を優先するため今後5年間は新規融資を継続する。

[EU] アグレッシブなEU改革案を提唱する仏マクロン大統領と、ドイツ国内の事情もありEU改革に慎重にならざるを得ないメルケル首相が会談。メルケル首相が譲歩の姿勢を見せたため、6月のEUサミットで共通目標発表の見込み。

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