デイリー・アップデート

2018年4月19日 (木)

[中国/ロシア] 二国間の貿易額は拡大しており、2018年第1四半期の実績は前年同期比約30%増の236億ドルとなった。両国は貿易額を、2018年通年で1,000億ドルまで、また2020年までには2,000億ドルまで増加させることで合意している。

[英国] 上院がEU離脱法案に関し、離脱後の関税同盟残留を求める修正案を賛成348、反対225で可決。賛成票が当初の予想を大幅に上回った。来月後半に下院で審議の予定。

[トルコ] エルドアン大統領が、来年11月に予定されていた大統領・議会のダブル選挙を約1年半前倒しして、2018年6月24日に実施する方針を発表。選挙に向けて、対欧米強硬路線やシリア越境攻撃が加速する可能性も。

[UNIDO] ウィーンに本部がある国連工業開発機関(UNIDO)は2018年工業開発報告書で、従来の生産者側ではなく、消費者側の所得水準に合わせた価格設定をするアプローチによって需要増をもたらす政策を提言している。

[米国] 地区連銀報告によると、経済活動は緩やかに拡大しつづけている。その一方で、関税や貿易摩擦による先行き不透明感を懸念する声もみられるようになった。

[ニッケル] LME価格は一時前日比10%高、2014年以来の高値。米国の制裁対象となったデリパスカ氏が露Norilsk Nickelの大株主であるため、追加制裁の対象となる可能性が懸念され、パニック的な相場展開に。

[石油] 世界各地で原油から化学品を精製する大規模な複合施設のプロジェクトが立ち上がっており、中国がこのトレンドを主導。2019-20年までの間に2つの大型プロジェクトが完工する予定。

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