デイリー・アップデート

2021年12月3日 (金)

[お休みのお知らせ] 2021年12月6日(月)のデイリーアップデートはお休み致します。

[EU/中国] 12月1日にEUが発表した3,000億ユーロの「グローバル・ゲートウェイ」について、フォンデアライエン欧州委員長は、同構想が中国の「一帯一路」を意識していることを明確にした。中国紙「環球時報」は、「EUの脆弱な統治と経済の原則は、新しいインフラの信頼性を損なう」と批判している。一方、政治サイト「ポリティコ」は、新疆ウイグル問題について、今週、中国はEUが先に対中制裁を撤回することを条件に、中国側も制裁を撤回すると提案したが、EUは拒否したと報じている。

[米/中] ロナルド・レーガン大統領財団・研究所は国防・軍事・外交問題に関する米国民の優先課題や意識を把握することを目的とした世論調査である「レーガン国防調査」を2018年11月以降実施しているが、今年10月25日から11月7日まで2,523人の米国民を対象とした4回目となる調査を実施し、12月1日に結果を公表した。過半数を上回る52%が「中国は米国の国家安全保障上の最大の脅威」と回答し、米国民の対中観が急速に悪化していることが判明。

[インドネシア] 12月1日、中央統計局が発表した11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+1.75%で、4か月連続で上昇した。同+1.7%を超えるのは2020年6月以来となったが、中央銀行が目標とする2~4%の範囲内にとどまっている。前月比では+0.37%と2か月連続で上昇した。足元では、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」流行が懸念されており、再び経済活動が制限されることになれば、インフレ圧力が抑制されるとみられる。

[米国] 労働省によると、11月27日までの1週間の新規失業保険申請件数は22.2万件となった。前週から2.8万件増加したものの、感染拡大前の2019年の平均21.8万人並みの水準で推移している。また、20日までの週の継続受給者数は195.6万人と、3週連続で減少した。これらより、雇用環境が回復基調を継続していることが確認できた。

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