デイリー・アップデート

2017年4月4日 (火)

[エジプト] シシ大統領がトランプ米大統領と会談。オバマ前大統領からは人権問題で批判を受け、二国関係も悪化していたため、トランプ政権になった米との関係改善を狙う。

[米国] 自動車メーカー各社発表の3月の新車販売台数は年率(季節調整済み)1,662万台。市場予想1730台を下回り、昨年8月以来初めて節目の1700万台も割り込み失速の兆候を示唆する結果となった。

[ユーロ圏] 2月失業率は9.5%。1月は9.6%。ほぼ8年ぶりの低水準となり、域内経済の堅調さを示す。ドイツは3.9%、東西ドイツ統一以降の最低記録を更新。フランスは10%、スペインは18%、イタリアは11.5%。

[南アフリカ] S&Pが信用格付けをBBB-から投機的等級のBB+に引き下げ、見通しNegative。Moody'sも格下げ示唆。ゴーダン財務相更迭を含む内閣改造には党内からも批判。ANC分裂危機で経済成長や財政にリスク。

[カタール] 国営石油会社Qatar Petroleumは、世界最大の沖合ガス田North Fieldについて2005年に宣言した新規開発プロジェクトの凍結を解除すると発表。

[ロシア] 第2の都市、西部サンクトペテルブルクの地下鉄で3日昼、爆発が起き、これまで11人が死亡、45人がけがをした。捜査当局は、テロ事件とみて調べている。

[英国・スペイン] 英国のEU離脱の際、英国領ジブラルタルの離脱にEUとスペインの同意が必要の可能性。英国とスペインは領有権を300年間争っている。国境管理が離脱交渉の重要課題に。

[中国] 共産党と内閣は、河北省に「雄安新区」を設立し大規模な都市開発を行う旨公表。習主席の主導、シンセン経済特区・上海浦東新区並みの位置付け、関連人事異動などから、相当高い注力度がうかがえる。

[エクアドル] 4月2日に実施された大統領選挙決選投票では、与党・国家同盟党の候補であるモレノ前副大統領が野党・中道右派勢力が擁立したラソ元経済・エネルギー相を僅差で振り切る見通し。

[ミャンマー] 4月1日、補選が行われ、与党NLDは国会の12議席中8議席を獲得したが、モン州で1議席を失った。政権発足から1年が経ち初めての国政選挙となることから、事実上の政権の信任投票といわれていた。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

17人が「いいね!」と言っています。