デイリー・アップデート

2017年10月11日 (水)

[フィリピン] 8月の貿易統計が10日発表された。輸出は前年同月比9.3%増の55億ドル、輸入は同10.5%増の79億ドル、貿易収支は24億ドルの赤字(1月~8月の累計では170億ドルの赤字)。

[豪州] 米石油大手Chevronが主導するWheatstone LNGプロジェクトが10月9日に生産を開始。フル稼働すれば年間890万トンのLNGを生産予定。

[チェコ] 10月20-21日に下院選挙が行われる予定で、反移民・反ユーロ導入についての発言が目立つ実業家バビシュ前財務大臣兼第一幅首相が率いる新興ポピュリズム政党ANO2011が第1党となる勢い。

[中印] 中・印・ブータンが国境を接するドクラム高地で中国軍が道路の建設工事を最近再開した。中印両軍が再度対峙する事態には至っていない模様だが、今後のインド側の出方が注目される。

[ベトナム] 9月、ダナン市の共産党書記と市人民委員会主席という2人のトップが汚職容疑で更迭。同市では11月にAPEC開催。直近の数か月間で当局の大規模な汚職摘発が相次いでいる。

[IMF] IMFは10日、世界経済見通しを発表。2017年、2018年の世界成長率予測を7月の見通しからそれぞれ0.1%ポイント引き上げ、+3.6%、+3.7%に上方修正した。米国、日本、中国、欧州、ロシアなど引き上げ。

[欧州] IMF経済見通しによると、ユーロ圏の成長率は17年が+2.1%、18年が+1.9%とそれぞれ0.2ポイント引き上げられた一方、英国の17年成長率は7月予測時に0.3ポイント引き下げられて1.7%に据え置き。

[日本] 経常黒字は38か月連続。第1次所得収支の黒字がけん引役。IMF等の世界経済予測は上方修正されており、海外現地法人の売上高の増加が見込まれることから、年末にかけても黒字が続くとみられる。

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