デイリー・アップデート

2017年10月12日 (木)

[台・中] 蔡総統は双十節の演説で、中国との関係で従来からの主張である現状維持の立場をベースとする関係正常化の意志を表明したが、環球時報は社説で92コンセンサスに言及しない姿勢を強硬に批判。

[イラク] イラク連邦裁は、事前の中止要求にもかかわらず、9月25日に独立を問う住民投票を強行したクルド自治政府の選挙管理委員会幹部3名に対する逮捕状を発出した。油田のあるキルクークを巡り緊張が高まっている。

[米国] 9月のFOMCの議事録では、物価上昇率の弱さに懸念しながらも、中期的なインフレリスクを考慮して、12月利上げを支持。利上げ確率が9割弱と、市場も12月利上げを織り込んでいる。

[スクラップ] 中国が環境規制の一環で輸入規制を導入したが、最大輸出国・米国では倉庫に資源ごみ山積み・価格低下等の影響が出ている。米国の昨年のスクラップ輸出額は165億ドルと世界最大。

[OPEC] 10月月報にて2018年世界需要見通しを上方修正、供給不足となる可能性を指摘。ただ、価格見通しは55-60ドルと現行レンジが続くと予想。

記事のご利用について:当記事は、住友商事グローバルリサーチ株式会社(以下、「当社」)が信頼できると判断した情報に基づいて作成しており、作成にあたっては細心の注意を払っておりますが、当社及び住友商事グループは、その情報の正確性、完全性、信頼性、安全性等において、いかなる保証もいたしません。当記事は、情報提供を目的として作成されたものであり、投資その他何らかの行動を勧誘するものではありません。また、当記事は筆者の見解に基づき作成されたものであり、当社及び住友商事グループの統一された見解ではありません。当記事の全部または一部を著作権法で認められる範囲を超えて無断で利用することはご遠慮ください。なお、当社は、予告なしに当記事の変更・削除等を行うことがあります。当サイト内の記事のご利用についての詳細は「サイトのご利用について」をご確認ください。

16人が「いいね!」と言っています。