デイリー・アップデート

2017年2月22日 (水)

[インド] タミル・ナドゥ州では次期州首相の座をめぐりパンニールセルバム首相とサシカラAIADMK党首との間で権力闘争が続いていたが、2月16日、サシカラ党首の腹心といわれるパラニスワミ氏が州首相に就任した。

[オマーン] 高齢のカブース国王の後継者は、まず王族評議会が3日間話し合って適任者を選出するが、紛糾した場合には国王が残した遺書に書かれた後継者が任命される。

[モンゴル] IMFはモンゴル政府と協議し3年間で4億4000万ドルのEFF(拡大信用供与)融資に合意。条件が整えば3月のIMFの理事会で正式決定となる予定。

[ギリシャ] ギリシャと債権団(欧州連合(EU)、IMF)は20日のユーロ圏財務大臣会合で、ギリシャの年金、税制、労働市場における改革案について協議を再開、審査団をアテネに派遣することで合意。

[シンガポール] 2016年第4四半期の実質GDP成長率は前年同期比+2.9%と速報値から上方修正。2016年通年も前年比+2%と上方修正。いずれも主因は堅調な製造業。

[サウジ] サウジアラムコのIPO時期が当初予定の2018年から遅れる可能性が指摘されている。アラムコの企業形態を巡る議論や、政府法人税、財務情報の開示などの問題が生じているため。

[ロシア] 独ダイムラーは、総額2.5億ユーロ(約300億円)以上を投じて、ロシアのモスクワ州に高級車部門メルセデス・ベンツの工場を新設すると発表した。長く低迷が続いた国内の新車市場は、底入れの兆しが出ている。

[EU/米国] ペンス副大統領とマティス国防長官が欧州訪問。トランプ大統領の発言で不透明感が高まる米・EU関係修復を図るが、EUの対米懸念は消えず。5月にはイタリアでG7会合が開催予定。

[中国] 政商として有名な明天ホールディング社の肖建華氏が失踪後、同社が支配する証券日報社社長が当局の取調べを受けていると報じられた。証券業界の粛正や官僚の汚職摘発に発展する可能性がある。

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