デイリー・アップデート

2017年2月23日 (木)

[ロシア] ロシアはエネルギーにおいても中東への影響力を拡大しようとしている。露国営石油会社ロスネフチは2月に入り、イラククルド自治区向け原油融資契約、リビア国営石油会社との石油購入契約を締結。

[香港] 行政長官選挙が3月26日に実施される。選挙は、選挙委1,194名による間接選挙。同委の7割弱が親中派ゆえ、中国共産党の推薦の林鄭月娥(Carrie Lam)前香港政務司長が優勢と見られる。

[カンボジア] 2月20日、国会は政党法の改正案を可決し、国家の治安を害したり国家の分裂を扇動する政党を解党できる権限を政府に与えることにした。

[FTPL理論] 金融緩和だけでなく大型の財政出動を実施し、増税せず財政赤字を拡大させればインフレが促進されるというFTPL理論(Fiscal Theory of Prince Level, 物価水準の財政理論)が注目されている。

[ドイツ] ドイツのIfo経済研究所が発表した2月の独企業景況感指数は111.0となり予想に反して前月(109.9)を上回った。政治面で不確実性が高まる中、ドイツ経済の強さが示された。

[ミャンマー] ベトナム企業によるミャンマーへの投資が増加し2016年度では国別で2位に浮上。日本の経済産業省からミャンマー商工会議所連盟へ若手人材インターンの派遣で人材交流を促進。

[トルコ] エルドアン大統領がサウジとの関係強化を図るのに伴い、イランに対して批判的な発言が目立ってきた。トルコとイランは、シリアの停戦交渉を進める重要なパートナー。

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