デイリー・アップデート

2022年7月14日 (木)

[南アフリカ] 国営発電会社エスコムは、ストライキを起こしていた労働者との間で賃上げに合意した。施設の老朽化などにより電力不足が深刻化する中で、ストライキがさらに電力供給を低下させていた。世論の怒りの矛先は与党ANCの支持率低下につながる可能性が高い。また、他の公共部門の賃金交渉への影響も必至で、財政負担が高まる可能性が高い。

[ウクライナ] 7月13日、ロシアとウクライナの代表団は、トルコのイスタンブールで穀物輸出再開に向けた協議を行い、輸出再開に向けて協力していくことで大筋合意した。 両国の代表が対面で交渉するのは3月29日以来。

[米/イスラエル] 7月13日、バイデン米大統領が大統領就任後初の中東訪問でイスラエルに到着した(バイデン氏自身の同国訪問は10回目)。同日は空港での歓迎式に出席し、防空システムなどの視察後、ホロコースト博物館を訪問した。14日はラピード首相、ヘルツォグ大統領、ネタニヤフ元首相などとの個別会談や、I2U2(イスラエル、インド、米国、UAEの協力枠組み)のオンライン会合への出席などがあり、15日には東エルサレムの病院を訪問後、パレスチナ西岸地区のベツレヘムでアッバス大統領と会談予定。

[中国] 7月13日、税関総署は6月の貿易統計を発表。6月の輸出額は前年同月比+17.9%の3,312億6,420万ドルだった。伸びは前月から1ポイント拡大。新型コロナウイルス抑制のための規制が緩和され経済活動が再開したことに加え、政府による経済安定策が輸出を促進した。6月の輸入額は同+1.0%の2,333億2,290万ドル。前月から3.1ポイント鈍化した。貿易総額は同+10.3%の5,645億8,710万ドル、貿易黒字は979億4,000万ドルだった。

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