デイリー・アップデート

2017年6月9日 (金)

[ロシア] WSJは昨年露政府が国営石油会社Rosneft株の持ち分19.5%のGlencoreおよびカタール政府系ファンドに売却した取引につき、露政府に買戻し権利があると報じた。露政府、Glencore、カタールはこれを否定。

[中・東南欧] ウィーン比較経済研究所(WIIW)は2016年における中・東欧、トルコ、ロシア・CIS向け外国直接投資(FDI)の報告書で、同地域へのFDIが前年比45%増、約906億ユーロに増加したと発表。

[英国] 総選挙で与党保守党が議席数を大幅に減らし、大敗。どの政党も過半数を取れないハング・パーラメントとなる。連立工作にも不透明感。Brexit交渉開始は延期の見通し。

[台湾] 蔡総統は2025年までの脱原発を選挙公約とし、今年1月には法制化にも成功したが、今夏は昨年よりも電力の逼迫が予想され、6日、台湾電力公司の二号原発1号機再稼働が政府により認可された。

[米国] ロス商務長官は通商法に基づく米鉄鋼業界の国家安全保障に関する調査が「間もなく」完了するとし、米国消費者と鉄鋼メーカーの利益保護方針を強調。米下院ではドッドフランク法を見直す「CHOICE」法案が議会通過も上院での承認は見込めず。

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