デイリー・アップデート

2017年6月1日 (木)

[英国] 総選挙に向けたTV討論にメイ首相が欠席。選挙実施決定直後の保守党と労働党の支持率の差は20ポイントだったが、現在は数ポイントまで縮小。保守党が過半数割れする可能性も。

[中国] 国有製鉄会社10社は、銀行とDES(デットエクイティスワップ)の枠組合意に至るも実行したのは、中央政府の支援を得た中鋼集団のみ。他社は同様の支援が得られず、又DESにより負債率が低下しても、財務費用が高くなるため実行に消極的。

[ブラジル] 中央銀行は金融緩和ペースを維持し政策金利を1ポイント引き下げ10.25%とした。同時に新たな政治危機で国内が動揺する中、今後の利下げに従来ほど積極的にならない可能性も示唆。

[ユーロ圏] 4月のユーロ圏失業率は9.3%。3月の9.4%から低下し、2009年3月以来の過去最低水準。失業者数は23万3千人減。

[インド] 統計・計画実施省が5月31日に発表した2016年度Q4実質GDP成長率は前年同期比6.1%増、2016/17年度通年は7.1%増。民間投資の弱さが全体を押し下げた。

[米国シェール] ロイターによると、WTI原油価格がこのまま50ドルを超えなければ、石油掘削リグ数は6月か7月にピークをつける可能性が高い。過去の経験則より、原油価格の変化から16~22週間遅れて石油掘削リグ数が反応することが分かっているため。

[ロシア] ロシアへの投資を呼びかける目的で毎年行われている「国際経済フォーラム」が6月1-3日、サンクトペテルブルクで開幕する。今回、海外からメインゲストとしてインドのモディ首相が参加する予定。

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