2021年8月6日 (金)
[EU] 8月4日、欧州委員会が、西バルカン諸国と東方パートナーシップ国のうち、EUとのビザ自由化が開始されている8か国に関するビザ自由化維持のための報告書を発表。特に強い懸念として挙げられたのが、汚職の問題。一方、移民分野に関して、亡命申請が2020年初頭から急激に減少していることについて、新型コロナウイルス危機で航空便の利用が制限されたことが原因として、注意深い見方をしている。
[米国] 米国内でもデルタ株による新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、バイデン大統領の新型コロナウイルス対策、経済運営に対する支持が低下しつつあり、大統領支持率を押し下げる主要因となっていることが各種最新世論調査結果で判明。8月2日に公表されたCNBCの最新世論調査結果では、バイデン大統領の新型コロナウイルス対策を支持するとの回答は今年4月の調査の62%から53%に低下しており、大統領支持率も過半数を下回る48%となった。
[米国] 労働省によると、7月31日までの1週間の新規失業保険申請件数は38.5万件となり、前週から1.4万件減と2週連続で減少した。7月24日までの週の継続受給者数は293万人となり、前週から36.6万人減、20年3月の感染拡大後の最少になった。7月にかけて複数の州で失業給付の特別加算など追加経済対策に盛り込まれた雇用対策が打ち切られたことや、経済活動が再開していることなどから、雇用環境が緩やかに回復していることがうかがえる。
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