デイリー・アップデート

2017年8月23日 (水)

[アイスランド] 2016年のGDP成長率は+7.2%、観光業が牽引。人口約33万人に対し観光客は約220万人。過熱気味の経済は通貨高、住宅価格の高騰、労働需給の逼迫、賃金上昇を招いている。

[インドネシア] 中銀は政策金利を0.25%切下げ、4.5%とする事を決定した。インフレや通貨が安定している為、金融緩和で経済の活性化を図るもの。

[レアアース] レアアース価格が長期低迷を経て中国の違法生産排除とEV/再エネ需要で再び急騰している。中国の業界団体は政府備蓄放出・新規購入停止を提言した。米DOEは石炭からのレアアース回収に投資。

[神田神保町] かつて神保町には中国人留学生向けの予備校「東亜高等予備校」があった関係で中国人学生が多く住みつき、その関係で中華料理店も多い。

[ベラルーシ] ロシア人が今年の夏休暇に過ごした場所として、1位のトルコ、2位のロシア国内に続いて、ベラルーシが3位に入ったことが分かった。

[リトアニア] 今週米国産LNG、約14万トンを運ぶ輸送タンカ―が初めてリトアニアに到着した。同国はノルウェーや米国などからガスを調達し、ロシア産ガスへの依存からの脱却を目指している。

[イギリス] 第3回離脱交渉に向け、離脱前に単一市場に出回っているモノや情報の機密性、民事司法協力についての交渉方針を英政府が発表。特に注目されるのは23日発表予定の欧州裁判所について。

[中国] 「二人っ子」政策が実施された2016年の新生児出生数は、11~15年の平均を約200万人上回る1,846万人、その内、第二子以上の新生児の比率が45%超となり、当局は政策効果を強調。

[ベネズエラ] 制憲議会がベネズエラ国会の立法権を制憲議会に与える法令を全会一致で8月18日に可決したが、今後、反政府勢力の過激派勢力の一部が武装闘争を展開する懸念が浮上。

[インド] 8月22日、最高裁が夫から妻に一方的に離婚を要求できるイスラム社会の制度は違憲と判決。男女平等を実現するものとしてモディ首相も歓迎しているが、保守的なイスラム教徒は反発している。

[イラク] イラク軍は、国内に3か所残るIS占領地の1つであるタルアファルの奪還作戦を開始した。イラク軍の他にクルドのペシュメルガやイランの支援を受けた民兵も作戦に参加しており、IS撃退後の混乱が予想される。

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