デイリー・アップデート

2017年8月1日 (火)

[イタリア] リビア経由の難民が急増。2017年は22万人程度を想定。ドイツ・オーストリアは総選挙を控え対応が鈍い。政府は一時的な人道的ビザ発給を計画中も、EU内の渡航が自由になるため近隣諸国は反発。

[米中] 北朝鮮のICBM発射実験とトランプ大統領のツイッターを受け、環球時報は30日の社説の中で、北朝鮮の核問題と絡めて、米が米中の貿易問題を持ち出し中国を脅すことがないようクギを刺した。

[ベネズエラ] 新憲法制定のための制憲議会選挙が7月30日に行われ、与党・ベネズエラ統一社会党が全545議席を獲得。野党勢力と国際社会は制憲議会選挙結果を認めないとマドゥロ政権を批判。

[パキスタン] 7月28日、最高裁はシャリフ首相の議員資格をはく奪し、同首相は辞任。29日、与党はシャリフ前首相の実弟のシャバーズ・シャリフ・パンジャブ州首相を後継者とし、アバシ前石油相を暫定首相とすることを決定。8月1日に首相が正式に選出される。

[スリランカ・中国] 債務返済に窮するスリランカは、ハンバントタ港権益貸与で運営・治安の2つの会社設立をするという中国側との新たな合意を決定。スリランカは治安面で100%責任を持ち中国側に軍事利用させない意向。

[ユーロ圏] 7月のユーロ圏CPI速報値は前年比+1.3%、前月から横ばい。ECBの目標値+2%弱を依然大きく下回る。一方、コアインフレ率は予想を上回る前年比+1.2%。

[石炭] 米国石炭輸出が前年比急増しているが、トランプの政策というよりアジア・欧州の需要増が背景。7月31日にはXcoal Energyが紛争による石炭調達難が続くウクライナ東部向け供給契約を初締結。

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