デイリー・アップデート

2017年8月31日 (木)

[TPP] 8月28~30日にオーストラリア・シドニーで開催された米国を除く環太平洋パートナーシップ協定(TPP)高級事務レベル会合が終了。次回は9月後半に日本で開催予定、11月基本合意を目指す。

[ドイツ] ドイツの8月消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.8%上昇。前月の1.5%上昇から加速。ECBは来週、政策決定会合で金融緩和措置の段階的な縮小について議論する予定。

[インドネシア] 政府と米Freeportとの間でGrasberg鉱山の操業条件を巡る長年の交渉が29日決着。現地資本が株式51%を取得。譲渡時期や価格は今後詰める。政府の主張にFreeportが譲歩した形。

[米国] Woodmacは、米Permian盆地の原油生産量が足元の日量170万バレルから2025年に日量510万バレルでピークをつけると予想。ダウンサイドリスクとしては、採掘井戸の過密化による原油回収量の低下を挙げている。

[タジキスタン] 政府は今週、国際金融市場で初めて、ドル建て10年物国債の発行を行う予定である。発行額は最大10億ドルで、ログンダム及び水力発電所建設資金に充てる予定。

[中国他] 環球時報は、社説で、北朝鮮のIRBM発射実験(29日)に関連し、発射と制裁の堂々巡りは奏功しない、米国は北朝鮮との無条件直接対話に踏切る戦略転換を行うべき時期だと述べた。

[チリ] 8月21日に大統領候補出馬申請が締め切られ、11月19日投票の大統領選挙第1回投票に向けて大統領選挙キャンペーンが本格化。最有力候補は中道右派候補のピニュラ前大統領。

[ミャンマー] 8月25日、ラカイン州でロヒンギャの武装集団が警察や軍の施設を攻撃し、治安当局と衝突、市民12人、治安要員12人、武装集団80人の死者が発生。国際テロ組織の関与も懸念。

[イラク] 係争地であるキルクーク県議会は、クルド自治政府が9/25に実施する独立を問う住民投票に参加するかどうかの投票を行い、賛成多数で参加を決めた。イラク中央政府、トルコ、イランは強く反発している。

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