デイリー・アップデート

2018年11月29日 (木)

[ジョージア] 11月28日、旧ソ連で南カフカスのジョージア(グルジア)で大統領選挙の決選投票が行われ、開票率 98.8%時点で、与党「ジョージアの夢」の支援を受けるフランス出身の女性候補ズラビシビリ元外相が59.6%の支持を獲得し、勝利した。

[イギリス] 政府と中央銀行がそれぞれBrexitの影響レポートを発表。どちらのレポートにもBrexit後のイギリス経済への悪影響が書かれている。一方、EUサミットで承認された離脱合意・将来協定の大枠に関する下院投票(12月11日実施予定)は否決されるとの見方が強く、合意のない離脱になる可能性は依然高い。

[カンボジア] 11月28日、世界銀行は「カンボジア経済観測」レポートを発表した。今年のGDP成長率予測を7.1%とし、5月の前回見通しから0.2%ポイント上方修正した。製造業と農業へのFDIや公共事業の拡大、所得向上による内需の強さがドライバーとなる。リスク要因としては、建設業への過剰融資やEUによる関税優遇措置の停止検討を挙げている。

[アルゼンチン] 9月の小売売上高はスーパーマーケットで前年比7.9%減、ショッピングセンターで同15.1%減。特にスーパーマーケットは第2四半期まで好調だったが第3四半期の減少で累積ベースでも同0.2%減とマイナス圏に。9月の経済活動指数は、製造業や卸売・小売セクターでの減少を農業や金融仲介セクターでの増加が相殺しきれず、前月比1.9%減、前年比5.8%減。11月の消費者信頼感指数も前月比1.7%減、前年比37.2%減となった。

[中国] 南方科技大学(深セン市)の賀建奎副教授(博士)が、エイズウイルスに感染しにくい体質に変えるために胚性遺伝子を編集し、双子の女児を今月誕生させたと公表したが、中国国内では、46名の弁護士連名での違法行為を指摘する声明、122名の科学者連名での糾弾声明が出されるなど非難ごうごうの状況。国家衛生健康委員会は調査を命じ、法に基づき処分し、結果を公にすると、HPで公表した。

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