デイリー・アップデート

2018年8月7日 (火)

[新興国] 新興国の輸出数量の伸びが低下。3ヶ月移動平均ベースで2017年7月の前年同月比+6.1%から2018年5月には同+3.5%まで伸びが低下。ユーロ圏の需要と新興国の石油・食料品供給の鈍化が主因。

[米国] 8月6日、トランプ大統領は対イラン制裁の再発動を命じる大統領令に署名。7日より、自動車産業・貴金属売買・米ドル購入等に関する制裁が再開される。イラン産原油に対する制裁再発動は11月5日の予定。

[韓国] 国連安保理が輸入を禁じている北朝鮮産石炭を韓国南東発電(韓国電力公社の100%子会社)が昨年来1万トン弱輸入しており、韓国政府も疑惑の貨物船の出入りを放置していたことが問題視され、政府が対応に追われている模様。

[サウジアラビア] カナダ政府がサウジで逮捕された人権活動家の釈放を求めたのに反発し、カナダ大使の追放と自国大使の召還、カナダとの貿易・投資の凍結、国営航空のカナダ便の停止と、カナダで学ぶサウジ人留学生への政府奨学金の停止を決定した。

[英国] 英政府が神経剤ノビチョクによる元スパイ暗殺未遂事件の容疑者引き渡しを露政府に要請する見込みだが、ロシアは応じないとの見方が強い。2006年のリトビネンコ暗殺事件でも容疑者引き渡しに応じていない。

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