デイリー・アップデート

2021年3月9日 (火)

[サウジアラビア/イエメン] イエメンの反政府組織であるアンサール・アッラー(通称フーシ派)は、サウジアラビア東部ラスタヌーラの重要石油施設を含む複数個所に対して14機のドローンと8発の弾道ミサイルで攻撃を実施したことを発表。サウジ政府は攻撃があったことは認めたが、全て迎撃し負傷者や施設への被害は無かったと発表した。しかし、ラスタヌーラにはサウジ最大の製油所や世界最大規模の海上石油輸出施設があるため、市場が反応、ブレント油価が約2年ぶりとなる71.3ドル台の高値を記録した。

[ブラジル] 最近、ブラジルでは新型コロナウイルスの感染者数が再急増する動きが鮮明になっている。状況悪化の背景として指摘されているのは、他の変異型ウイルスよりも感染力が強いブラジル由来の変異型ウイルス「P.1」の感染急拡大、ワクチン接種の遅れ、ボルソナロ政権の新型コロナ対策の不在など。「P.1」は世界25か国でも感染者が確認されており、世界各地に感染が広がることに対して世界保健機関(WHO)をはじめ国際社会も重大な懸念を表明している。

[EU/キプロス] 3月5日にボレル上級代表がキプロスを訪問し、キプロス政府要人やトルコが支援する「北キプロス共和国」の要人と会談。4月に行われる国連の非公式会議を含め、キプロス関連の会合にEUがオブザーバーとして参加すること、キプロスの和平協議をEUが支援することを改めて表明した。

[韓国] ◇3月7日、在韓米軍駐留経費問題は、2020~25年の6年間を対象に妥結。米韓共に詳細未公表。◇1月着任したカン・チャンイル駐日大使も2月就任したチョン・ウィヨン外相も茂木外相との面会・電話会談がいまだに行えていない。◇韓国土地住宅公社職員13名とその家族が、クァンミョン市、シフン市のニュータウン約7,000坪の土地を、選定前の段階で値上がり狙いで取得した疑惑が浮上、2.3万人の公務員・職員の調査に発展。◇4月7日、ソウル市長とプサン市長の補欠選挙が同日投開票で実施予定。◇3月4日、ユン・ソクヨル(尹錫悦)検察総長が任期4か月を残し辞任。

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