デイリー・アップデート

2018年8月16日 (木)

[貴金属] 貴金属相場は続落。今や安全資産の代表格は「ドル」であり、トルコ・中国など新興国リスクの台頭に際し、ドルが買い進められる一方、貴金属からは資金が流出。特に産業メタルが売られる中、銀価格は大きく下落。

[ブラジル] 8月16日から、10月7日投票予定の大統領選に向けた選挙運動が正式に始まる。立候補者は13名。当面の焦点は、収賄罪などで収監中にもかかわらず支持率で首位を走るルーラ元大統領の出馬の可否。

[インドネシア] 8月15日、中央銀行は、政策金利である7日物リバースレポ金利を0.25%ポイント引き上げ5.50%とした。5.5%到達は2016年5月以来27カ月ぶり。経済成長とインフレが低調であるものの、主に最近の通貨安を受けての利上げとなった。同時に、500品目の輸入消費財に関し7.5%の輸入関税を課すと発表。

[日本] 7月の輸出は前年同月比+3.9%、輸入は同+14.6%となり、2か月ぶりの貿易収支赤字。輸出では鉱物性燃料、輸入では原粗油の増加が目立っており、一時的な動きなのかどうかが注目される。

[ウクライナ] 2018年第2四半期のGDP成長率は前年同期比3.6%増になったと同国統計局が発表。コモディティの輸出や国内消費の拡大などが成長をけん引した。

[米/台] 蔡台湾総統は、ロサンゼルスでの公開スピーチで、レーガン元大統領による台湾に対する6つの保証が両国関係の礎であり、同氏の「自由と未来だけは妥協不可能」という言葉が台湾の心情を反映していると述べた。

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